「日本酒」カテゴリーアーカイブ

#056 剣菱酒造(神戸市)

もう大昔のことになるが、このあたりの子どもたちは、一升瓶に使われているコルク栓からコルクを取り外して、王冠のようなものを集めて遊んでいた。遊び方というのは、目の前に置かれた相手の王冠の縁の部分に、自分の王冠の縁を押し当ててひっくり返すのである。ひっくり返すと自分の駒になる。この時どうしてもツルツル滑って、ひっくり返ってくれない王冠があった。それが剣菱であった。酒そのものには無縁でも、子どもたちにはよく知られた銘柄だったのである。

 

 

 

剣菱酒造株式会社:

http://www.kenbishi.co.jp/

 

 

 

500年という途方もない歴史を有する蔵元のため、画面は、水墨画のような趣になっている。「五百年」の文字がはっきりと読み取れる。

#023 魚の棚(明石市)

神戸市の西隣には明石市がある。蛸や鯛が全国的にも有名なところである。この商店街は、明石駅の南側に位置しており、漁港からも近いため新鮮な魚が手に入るとの評判である。明石焼が有名になったことで、多くの飲食店がひしめくようになったが、もともとは地元の市場だったはずである。鮮魚だけでなく、さつま揚げなどの練り物を取り扱う店も多い。

 

 

魚の棚:

http://www.uonotana.or.jp/

 

 

七福神を思わせるようなイラストが横一杯に広がっている。ナビゲーションも程よく配置されており、イベント情報も目に入りやすい画面構成になっている。

 

#007 神戸ウォーター(神戸市)

 

 

市内のところどころに水汲み場があるが、ここもそのひとつである。神戸の水は腐りにくいとの評判で昔から世界中の船乗りたちが船内の水を詰め替えたと言われている。この水は酒造りにも使われて灘の生一本を生み出したのである。

 

神戸ウォーター:

https://kobewater.com/waterplace/index.html

 

形の定まらない水を不規則な曲線で表現している。

 

#004 菊正宗酒造記念館(神戸市)

現在の神戸市の東部から西宮市にかけての一帯は、かつて灘五郷と呼ばれ、江戸時代に辛口の酒の製法を確立した酒の名産地である。ここ菊正宗酒造記念館は、その酒造りの伝統と製法をわかりやすく展示した施設で、大勢のインバウンド客で賑わっている。

 

菊正宗酒造記念館

https://www.kikumasamune.co.jp/kinenkan/

 

大人数の観光客を受け入れ可能なことから、動画を用いて施設を簡単に説明し、見学の申込みへと誘導するしくみになっている。トップページには、記念館の門構えをそのまま用いたストレートな構成となっている。